1. 1987年から始まったこれまでの家庭教師
1-1. 1987-1996年、京都での家庭教師
子供にどうやって勉強させたら良いかと考えて、家庭教師をつける方も多いですね。私は1987年4月、滋賀大学入学と同時に実家に来てもらって近所の中1を教え始めました。私が18歳、T君は12歳の6歳下ですね。実家では小4から高3まで近所の様々な男子、女子を教えました。中には、後に京大に入って、国交省関連の仕事をしている教え子もいます。実家に来てもらって、トリプルヘッダーで3組を夕方から23時半頃まで教えたこともありましたし、中3女子3人を同時に教えたこともありました。
車に乗ってやや遠い家に伺ったこともありました。京大の先生の息子さんで、終わった後は、いつもショートケーキを出してくれました。中3男子でしたが、無口でシブくてモテたそうです。
当時小4のお母さんで、「先生は100万円ほど渡して絶対に合格させる、とかはありますか?」と言った方がいました。賄賂みたいで、受からなかったらどうするの?ということで、その話は受けませんでしたが。こうして滋賀大学の3年間、京都大学と京都大学大学院の6年間、合わせて9年間、家庭教師をすることができました。実家暮らしであったので、自分の好きなものにお金を使い、九州出身の京大同期生に「俺らは、生活かかってるんだぞ、それがないと生活できんのやぞ」と言われましたが、下宿生はその通りです。彼は大学の先生になり、忙しくしています。
兵庫県へ就職してからも、あの先生がいい、と小学生から言っていただいて、また教えてもらえないか、と言われたことがありましたが、せっかく希望の企業に入れたのに、京都に戻った際に家庭教師、というのは時間的にも無理がありました。
1-2. 2002〜2005年、千葉での家庭教師
害虫駆除会社に勤務しながら、アパートに来てもらって中学生を教えた時期もありました。特許庁に勤務しながら、千葉まで帰って家庭教師、ということもしていました。村上団地の高校生姉と中学生弟、高津団地の中学生兄妹、など、2人指導もありましたし、東京の有名高校在籍生徒に教えたこともありました。一方、高1女子を教えた際には、数学にブランクがありすぎてあまり分からず、「塾に行くことにしました」という家庭教師断りの際の定番文句で短期間で終了ということもありました。車でやや遠い場所まで中3男子を教えに行っていましたが、そのお母さんからは「家庭教師が終わってからもまた遊びに来て」と言われました。好かれていたのか、話し相手が欲しかったのか、など今でも思います。今、遊びに行ったらどうかな、などと、19年後の今、思うこともあります。当時から、馬に乗ったり、乗馬に関係のある男子でした。トイレから出たら、台所で手を洗っていましたが、本当に洗面所のない家だったのか、今でも不思議です。
1-3. 2019年〜、千葉での個別指導塾講師と家庭教師
コロナウイルスの影響もあり、短期間で閉業してしまいましたが、個別指導塾の講師に行っていました。指導料は激安でしたが、個性的な中3女子や、中2サッカー部員などを教えて、貴重な経験ができました。その後、中1男子指導で約15年ぶりに家庭教師に復帰、中2小6兄弟、中3双子兄弟、中1小4姉妹、中3女子、中3小3姉妹、中1男子、高1中1兄弟、高1中1姉弟、など多くの家庭教師ができました。
2. 家庭教師で気になる疑問、Q&A
2-1. 家庭教師にお茶やお菓子は出した方が良いのですか?
中1男子のお母さんは、毎月の末にいつも、お菓子や果物などを持たせてくれました。色々毎月、考えるのが大変だったと思います。私より年上で姉と同じ年で、昔の家庭教師への対応をしていただいたとありがたく思っています。コロナウイルス下でもあって、飲食は不可という雰囲気もあり、何も出さない家がほとんどです。水やお茶を持って行っていますから、何も必要ないというところです。中1小4姉妹のお母さんは、ずっとお茶を毎回出していただいて、時にはお父さんや妹さんが持ってきてくれました。あれば飲みますしありがたいですが、なくても何の問題もありません。一方、持参したペットボトルで何度も飲んでいると、お気遣いで出される家もあります。一方、何を飲んでも気にされず、生徒さんが自由にジュースを飲んでいても、何も出されないこともありますが、何も出されないと分かっている方が気楽ということもあるのです。
2-2. 特別な問題集や参考書は必要ですか?
必要ありません。学校の教材でも、家で買ったものでも、兄や姉のものでも、勉強できれば良いのです。買うだけ買って、飾るだけになったり、初めだけ少しやって、あとは真っ白というのはもったいないです。
2-3. うちの子には10-20代大学生の若い先生がいいか、30-60代の社会人・親世代の先生が合うでしょうか?
年齢が近いと、お兄さん、お姉さんの感覚で話が弾んだり、恋愛相談、大学での実際の体験など、色々ためになる話が聞けて良いことがあります。最近の入試についても、入試から時間が経っていないので、新しい情報も聞けるでしょう。一方、話が弾みすぎて、雑談時間が多くなることには注意しないといけません。また、若い先生は、もちろん全員ではありませんが、まだ「仕事をしている」という感覚がないため、急な日程変更やキャンセル、遅刻などもあると聞きます。また、家庭教師時間中にゲームや、SNS、ラインなどをしている先生がいるかもしれません。
一方、30-60代の社会人・親世代の先生はどうでしょうか。若い先生でうまくいかなかった場合に、年輩の先生が二番手で行くと、生徒さんも年齢が離れているので緊張したり、怖い先生かもと思って、しっかり勉強することもあるでしょう。また、遊びやバイト感覚でなく、真剣に生活のために家庭教師をしている人は、そもそも、生活がかかっていて真剣です。また、人生が長い分、経験豊富で、これまでの高校生活、大学生活、企業での勤務経験などを幅広く聞くこともできます。また、先生の子供さんと同年代だったり、同じ学校だったり、不登校の生徒さんは先生の子供も不登校だったりして、学校の共通の話題ができることもあります。年輩の先生は「ほめ上手」と聞いたこともあります。