【富山弁】についてです。富山弁をまねすると、「また馬鹿にして!」とよく言われましたが、そんな意図は全くございません。方言に興味があるだけです。全く知らなかった言葉やイントネーションで会話されるのに驚いたということです。ネイティブの方が読むと、「ちょっと違うんだけど」と言われるのは十分覚悟で、申し訳ございません!と初めに前置きします。
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富山では、「〜ちゃ」が多いです。
標準語「富山に行くよ」
富山弁「富山に行くっちゃ」
関西弁「富山に行くねん」
富山弁「富山に行くっちゃ」
関西弁「富山に行くねん」
となります。
標準語の「いいえ」は、富山弁で「なーん」ですが、短くなって「な」だけのことも多いです。
標準語での疑問文で「〜するの?」について、富山弁の疑問文は、「〜がけ」「〜け」です。
標準語「富山に行くの?」「いいえ」または「行きません」
富山弁「富山に行くがけ?」「なーん」または「行かんちゃあ」(ちょっと違うかも?)
関西弁「富山に行くの?」「うううん」または「行かへんで」
富山弁「富山に行くがけ?」「なーん」または「行かんちゃあ」(ちょっと違うかも?)
関西弁「富山に行くの?」「うううん」または「行かへんで」
標準語「これはあなたのものですか?」「いいえ」
富山弁「これ、あんたのものがけ?」「なん」
関西弁「これ、あんたの?」「ちゃう」または「ちゃうでー」
富山弁「これ、あんたのものがけ?」「なん」
関西弁「これ、あんたの?」「ちゃう」または「ちゃうでー」
標準語の「〜するよ」について、富山の呉東では「〜がんぜ」、呉西では「〜がいぜ」です。
標準語「今から行くよ」
富山の呉東「今から行くがんぜ」
富山の呉西「今から行くがいぜ」
関西弁「今から行くねん」
富山の呉東「今から行くがんぜ」
富山の呉西「今から行くがいぜ」
関西弁「今から行くねん」
標準語「ここにあるよ」
富山弁「ここにあるっちゃあ」
関西弁「ここにあるやん」
富山弁「ここにあるっちゃあ」
関西弁「ここにあるやん」
本当にこんな感じなのか、富山に行って確かめて下さい!
ただし、富山の人は、さっと標準語にできます。人前では富山弁を全く出さずに標準語で話されます。これはすごいといつも感心します。
関西人が、人前で標準語、標準語イントネーションで話そうとしても、できる人もいるのですが、できない人も多いです。


